間に合わせで購入したものを、けっきょく買い直さずに使い続けることってありませんか?私はよくあります。
たとえば、私の部屋のスタンドミラー(姿見)がそう。
いつかの引っ越しの時、雑貨屋さんでとりあえず選んだものの、歪みもなく使いやすいので、いまだにそのまま使い続けています。
3年愛用のプチプラスタンドミラー
こちらが激安のスタンドミラー。惜しいことに、私の部屋に色がそぐわないのです。
私の部屋のテーマカラーはホワイト×パステルなので、この赤茶はちょっと浮いてしまっています。
またスタンド式のため、うっかり倒してしまいそうなのも心配事のひとつでした。
派手に倒して破片が散らばったかと思い、ヒヤッとしたことも。
それに床置きのため、足回りが掃除しづらいという難点もありました。
そんなミラーを今回は色塗りした上で、壁掛けタイプにDIYしようと思います。
ところが、いきなり難題。
スタンド(脚)のチョウツガイがどうやら自力で外せない仕組み。
さらには、その上の板ごと外そうとすると…
ネジ山がこのとおり潰れていました。ドライバーも虚しく空回り。
やむなく、このスタンドを付けたままで壁掛けにDIYすることにしました。
壁や釘が重さに耐えられるかどうか、それが問題です。
このDIYのゆくえ、いったいどうなることやら…(笑)
アクリル絵具で彩色します
アクリル絵具といっても、実は定着液だったりします。
絵の下塗り用のアクリル絵具のホワイトです(ホルベイン社「ジェッソ」)。
大量に余っているので、これを活用することにしました。
下地剤としてだけでなく、ふつうの絵具としても使えるものです。
お水を混ぜ、程よく薄めて使います。
アクリル絵具のいいところは、油絵のように臭わないこと、どんな対象(紙や石、木、布、金属など)にでも塗れること。
しかも速乾です。本当にあっという間に乾いてしまうので、筆にはつねに水気を含ませておきましょう(パリパリになっちゃいます)。
下地剤なので、このとおり抜けるような白さです。
途中で下手すぎて塗りムラが消えないことに気づいた私、「もうフレンチ・シャビーテイストってことにしちゃおう」と開き直りました(前向き)。
ひたすら塗り重ねて…
白にカラーチェンジできました♪なんだか前とイメージが違う(喜)!
赤茶の枠はファッションの色映りを損ないがちだったのが、白枠だと服の色映りも分かりやすく、チェックがしやすくなります。
塗りがめちゃくちゃ荒いですが、あくまでもシャビーテイストを狙ったものということに…(笑)
壁掛けDIY工程
家の中のありとあらゆる工具をかき集めてきました。しかし、ミラー側に吊り掛け金具がついておらず、吊る際の強度がとっても心配。
そこで、無理やりですが…
ミラーを逆さまにして、スタンドについている紐(スタンド幅を固定するための)を吊り紐として活用することに(笑)。
この紐はかなり丈夫に接着してあるため、とっても頼もしいです。
それでもやっぱりスタンドの分の余計な重みが不安。そこで…
ミラー底面あたりの壁に釘ネジを打ち込み…
下から支えることにしました。(もっと強度&長さが欲しいところですが)
金具が手元にないときには、こういう荒業もあるにはあります。
塗りの汚さ(ミラー面にはみだしまくり)をごまかすかのように、お花モチーフを取り付けてみました。
ド素DIYたるもの、<ごまかしが上手いかどうかが大切>なのです。
まあ、ちっともごまかせてないんですけどね(笑)
そんなわけで、シャビーシック(?)な壁掛けミラーの爆誕です。
赤茶色よりもお部屋になじみ、悪目立ちしにくくなりました。
また、ミラーが床に触れなくなったことで、コード類の引っ掛けもなくなりました。
そして、クイックルワイパーのかけやすい床に。これは嬉しい変化です。
自分の手でテイストチェンジした生活雑貨には、とても愛着がわきます。
たとえそれが塗りがヘタすぎて地色が目立っていようと、はみ出しまくっていようと…。
そして、壁掛けにしたことにより、ミラーに角度がつかず、ありのままの自分の姿を映し出すことができます。
つまり足長効果など何もない、リアルな自分との対面ですね。(それはそれでどうかとも思いますが笑)
お部屋の印象もスッキリし、さまざまな相乗効果が味わえた今回のDIYでした♪
みなさんも、おうちの不便をDIYで快適に変えてみませんか?
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