捨てがたい!古いけど丈夫な思い入れのある家具
家具って一度手に入れると、そうそう買い替えることはありませんよね。
それがたとえ古くても、丈夫であればあるほどなおさらのこと。
でもステキな家具を見かけるたびに「ああ、こんなのがお部屋にあったら…」と夢想することもあります。
ところで、私の捨てられない家具NO,1はコチラ。
もとは亡き祖父のもの。形見分けのときに「頑丈だから」と母がもらってきました。
たしかに作りはいいですね。相当の年代モノにもかかわらず、歪みもなく厚手の板で作られています。
しかもかわいがってくれた祖父の愛用品ともなると愛着もあり、なかなか買い替えもききません。
あちこちはがれて古びているものの、「まだまだ使えるし…」とも思いながら、「でも私の部屋には合わない…」という思いもあり、ジレンマ。
そんな中、先日100均を訪れた際、ステキな壁紙シートを発見。
淡いグレーに白の目地のようなモロッカン柄。タイルっぽくて「100均なのにお洒落…!」と感動。ちょっとサイズに余裕をもたせて2コ購入です。
全面貼りはテクニック的に難しいので、部分貼りにトライすることにしました。
ですが、ふだんスマホの保護シートすら空気を入れずに貼ることのできない私。
大きな面積をキレイに貼れるかどうか不安です。でも、祖父の家具を長く使い続けるため、自分の好みのデザインにリメイクDIYすることにしました。
DIY開始!シートをはさみでカット
この作業が地道で、はかどらないのなんの…。
天板&引き出し(5段)前面のサイズの計6枚を計測・分割です。
ここで思ったのは、
・床面がガタガタでラインを引きづらく、フラットな作業台が欲しい
・カッターのほうが切りやすいかもしれないけど、カッターマットが手元にない
・ロール紙のため押さえるモノがないとくるくる巻いてしまって不便
ということ。
静電気もすごいので、手にくっついてきてスムーズな作業が難しい!
(ここでかなり時間を食いました)
どうにかカット作業を終えて次に引き出しの取っ手を外す工程です。
上から引き出しをみるとこうなっています。
たいていの取っ手はネジ式なので、サイズのマッチしたドライバーをあてがい、木の取っ手を回して外していきます。
じつは取っ手ってこんな仕組みなのです。
ネジ穴ひとつでくっついているだけ。至ってシンプル。
先ほどカットした引き出し用シートを貼り付けます。
シートを突き破る感じで、取っ手を元に戻します。
天板にもシートを貼って…
途中経過はこんな具合です。
スクイジーが欲しい…!
ですが手貼りでも、5段目を終える頃にはだいぶ上達しています。
気泡が入って汚い段は、のちほど下の方に差し替えることに(笑)。
コツは、シート中央部分から貼っていき、最後に周辺を貼ることです。こうしないと気泡が入りまくりです。ですがこのシートは何度でも剥がせるタイプのため、そこまで恐れることはありません。
ところで、なぜか最下段に錠が…!貴重品入れでしょうか。対処に焦る私。
サイドから切れ込みを入れ、適当にごまかしながらカッターでフチをなぞり切り抜きます。
よくみるとアラだらけ!ですがなんとか作業を終えました。
でもちょっと取っ手がモッサリしている感じなので…
家に余っているリボンテープを5等分して、
取っ手に蝶結び。
正直、この時点で疲労困パイ&何時間かかったのか分からない…。
ですが見た目は自分好みにDIYできて満足です。
とりあえず完成!(即ベッドにダイブ)
古タンスDIYまとめ
祖父の古いタンスがちょっぴりキュートに生まれ変わったことで、お部屋の一角がすごく明るくなりました。
母もビックリ。「えぇ?あの古いタンスがこんなになったの?」と驚いていました。
リボンを結んだのが母親的には気に入った様子でした。
一時期は買い直そうと思っていた家具ですが、まったくベツモノのようによみがえり、ホクホクしてしまいました。それでもあいかわらず祖父のものであることには変わりなし。末永く愛用していこうと思っています。
もちろん反省点は多々あります。まず、5段の引き出し前面のシートは分割せず一枚で貼り付け、あとでカッターで境目をカットすればよかったということ。
またところどころ切り方が失敗しており、シートのサイズがはみ出したり足りなかったりという箇所も多々。
考えなしにDIYにトライしたため、思いがけないミスも手順の悪さも多かったです。でも「家具に壁紙シートを貼ってリメイクDIY」という経験を一つ積めたことで、次のDIYへのハードルが下がった感じ。
「何事もトライ&エラーなのかもなぁ…」と人生訓を感じ取った今日のDIYなのでした。
体力は消耗しても、とにかく楽しい家具リメイクDIY。興味を持たれた方はぜひ♪
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