堤防タコ釣りの始め方!初心者でも釣果を出すためのコツ

こんにちは、まさるです。 スーパーでタコを見たら、思った以上に高くてびっくりした経験はありませんか?

ぼくも先日、「今夜はたこ焼きにしよう!」と意気込んで買い物に行ったのですが、あまりの値段にそっと商品を棚に戻してしまいました。でも、どうしてもタコの口になっていたぼくは、ふと思ったんです。「そうだ、自分で釣ればいいんだ!」と。

この記事は、そんなぼくと同じように「美味しいタコをお腹いっぱい食べたい!」と思っているあなたに向けて書いています。タコ釣りって、実は初心者でも気軽に始められて、短時間でも釣果が期待できる魅力的な釣りなんですよ。

この記事を読めば、堤防でのタコ釣りに必要な道具から、釣果を上げるための具体的なコツ、さらには釣った後の美味しい食べ方まで、まるっと理解できます。ぼくの失敗談も交えながら、誰にでも分かりやすく解説していくので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

堤防タコ釣りに挑戦!初心者でも揃えやすい道具と基本

タコ釣りというと、船に乗って専門の道具で…というイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。意外と手持ちの道具で、近所の堤防から気軽にチャレンジできるんです。

まずは、ぼくが実際に使っている道具をベースに、タコ釣りの基本的な準備について解説していきますね。

まずはコレ!ショアジギングタックルを流用しよう

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タコ釣りのために、わざわざ専用の竿を新調する必要はありません。もしあなたが、青物などを狙うショアジギングのタックルを持っているなら、それがそのまま使えます。

タコは海底の岩やテトラポッドに張り付く力がとても強いので、引きはがすパワーが必要です。そのため、硬めのロッドと、しっかり糸が巻ける大きめのリールが向いているんですよ。

項目 スペックの目安 ぼくの使っている道具
ロッド 硬めのショアジギングロッド コルトスナイパー
リール スピニングリールの4000番~6000番 スフェロス 6000番
道糸(PE) PEラインの2号~3号 PEライン 3号
リーダー ナイロンまたはフロロの40lb~60lb ナイロンリーダー 50ポンド

タコエギとタコジグの使い分け【アピール力重視】

タコを誘うルアーには、主に「タコエギ」と「タコジグ」という種類があります。タコエギはエビのような形をしたルアーで、様々な色のバリエーションがあるのが特徴です。

その日の海の状況やタコの気分に合わせて色を変えてみるのがおすすめ。ぼくはアピール力の高い派手な色から試していくことが多いですね。

なぜ太い糸?PE3号とリーダー50ポンドを推奨する訳

表を見て「糸、太すぎない?」と思った方もいるかもしれませんね。これにはちゃんとした理由があるんです。

タコは、障害物の多い海底に潜んでいます。そのため、糸が岩やテトラポッドに擦れてしまう(これを根ズレと呼びます)場面が非常に多いんです。細い糸だと、せっかくタコがかかっても、糸が切れてしまう可能性が高くなります。

これは例えるなら、トゲのある茂みから物を取り出す時に、細いヒモより丈夫なロープを使うのと同じ感覚です。安心してタコとの力比べをするための、いわば「お守り」のようなものですね。

テトラは危険!安全に釣りするための必須アイテム

堤防やテトラポッドは絶好の釣り場ですが、足場が悪く滑りやすいので注意が必要です。ぼくもヒヤッとした経験が何度かあります。

楽しい釣りが悲しい事故につながらないよう、安全装備だけはしっかり準備してください。最低限、以下のものは揃えておきましょう。

  • ライフジャケット(万が一の落水に備えて必ず着用しましょう)
  • スパイクシューズ(濡れたテトラポッドは驚くほど滑ります)
  • 帽子と飲み物(特に夏場は熱中症対策を万全に)

タコはどこにいる?堤防やテトラの狙い目ポイント

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やみくもに投げても、タコにはなかなか出会えません。タコは身を隠せる場所が大好きなので、隠れ家になりそうな場所を重点的に狙うのがセオリーです。

堤防の壁際や、テトラポッドの隙間、海底にある岩場の周辺などが一級ポイント。あいつらは、そんなお気に入りの隠れ家で、エサが通りかかるのをじっと待っているんですよ。

短時間で勝負!タコが釣れやすい時間帯っていつ?

タコは夜行性と言われていますが、日中でも十分に釣ることができます。特に、朝と夕方の、太陽が昇りきる前や沈み始める時間帯はチャンスタイムです。

この時間帯は魚全体の活性が上がりやすく、タコもエサを探して活発に動き回ることがあります。ぼくも今回は、1時間半という短時間で勝負をかけました。

【実釣編】釣果アップ!堤防タコ釣りの具体的なコツ

さて、準備が整ったらいよいよ実釣です。ここからは、ぼくが実際にどうやってタコを釣り上げたのか、その具体的な手順とコツを解説していきますね。

ちょっとした意識の違いで、釣果は大きく変わってきますよ。

まっすぐはNG!釣果が変わる「斜めキャスト」の極意

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ルアーを投げるとき、ついつい正面に向かって遠くに投げたくなりますよね。でも、タコ釣りではそれが逆効果になることも。

おすすめは、堤防やテトラポッドに沿って「斜め」に投げることです。こうすることで、タコが隠れていそうなポイントを、より長く、効率的に探ることができるんです。

基本は「ちょんちょん」だけ!底取りと誘い方の基本

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ルアーが海底に着いたら、いよいよタコへのアピール開始です。やり方はとっても簡単で、竿先を軽く「ちょん、ちょん」と揺すってあげるだけ。

この動きで、ルアーが海底でダンスしているかのように演出し、「ここに美味しいエサがあるよ!」とタコに知らせるイメージです。大事なのは、常にルアーが底から離れすぎないように意識することですね。

重みを感じたら?タコのアタリと合わせるタイミング

「ちょん、ちょん」と誘っていると、ふと竿先に「ぬーん」とした重みを感じることがあります。これが、タコがルアーに乗ってきたサイン(アタリ)です。

魚のように「コンコン!」と明確なアタリが出ることは稀で、まるでビニール袋でも引っかけてしまったかのような、不思議な重みが特徴です。この重みを感じたら、一呼吸おいて、力強く竿を立てて合わせましょう!

【失敗談】根がかり?タコのアタリ?見分け方と対処法

タコ釣りの一番の難敵が「根がかり」です。ぼくも始めたての頃は、アタリと根がかりの区別がつかず、何度もルアーを失いました。

タコのアタリが「ぬーん」という生命感のある重みなら、根がかりは「ゴリゴリ」「ガツッ」という、動かない岩に引っかかったような感触です。もし根がかりかな?と思ったら、無理に引っ張らず、優しく竿をあおって外してあげてください。

この見極めができるようになると、釣果がぐっと安定しますよ。

【とっておきの裏技】釣れない時の「満麺」が効く!

どうしてもアタリがない…。そんな時に試してほしい、ぼくのとっておきの裏技があります。それが、アジの塩漬け、名付けて「満麺」です。

スーパーで売っている豆アジなどを、塩でカチカチに締めたものをタコエギに巻き付けるだけ。この匂いと味のダブルアピールが、どうやらタコにはたまらないようです。

この日も、アタリが遠のいた時間帯にこれを投入したら、一発で大きなタコが食いついてきました。まさに最終兵器ですね。

鮮度を保つ!釣ったタコの簡単な締め方と持ち帰り方

無事にタコを釣り上げたら、美味しくいただくための大事な作業があります。それが「締め」です。

やり方は、タコの目と目の間にある神経を、専用のピックやナイフで突くだけ。こうすることで、タコが一瞬で動かなくなり、鮮度を最高の状態で保つことができます。

締めたタコは、網などに入れてクーラーボックスでしっかり冷やして持ち帰りましょう。

絶品たこ焼き!釣ったタコを美味しく食べる下処理法

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家に帰ったら、最後のお楽しみ、調理です。釣ったばかりのタコは、表面のぬめりがすごいので、まずはこれをきれいに取り除きましょう。

たくさんの塩で力いっぱい揉み洗いするのが一般的ですが、ぼくのおすすめは一度冷凍してしまうこと。凍らせてから解凍すると、ぬめりが驚くほど取れやすくなるんです。

下処理を終えたタコは、プリップリの食感。自分で釣ったタコで作るたこ焼きは、お店のものとは比べ物にならないくらい美味しくて、最高の達成感を味わえますよ。ぜひ、この感動をあなたも体験してみてくださいね。